The road to muscle

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誰もがカロリー燃焼について知っておくべき6つのこと

減量において脂肪を燃焼するために摂取カロリーよりも消費カロリーを多くすることはとても重要なことです。そして、そのためには運動をし、カロリー制限をすることが求められます。
しかし、この運動によるカロリー燃焼についての意外と間違った考えが広がってしまっています。

なので、この話では適切な考えを学び、無駄や無理のないダイエットを実現しましょう。

 

 

 

 

たくさん汗をかくことで痩せる?

これは大きな間違いです。
たくさん汗をかいているからといって必ずしもカロリーを消費しているとは限りません。もちろんもっと激しく運動していない限り、必ずしももっとカロリーを消費する必要はありません。

あなたがどれだけ汗をかくのはあなたの体重、年齢、フィットネスレベル、環境、そして他の多くの要因によって異なります。つまり、それはあなたがどれだけ多くのカロリーを燃焼しているかに直接関連していません。
汗をかくことによって体重は減少しますが、それはカロリー燃焼によるものではありません。体内の水分が失われ、一時的に体重中が減るという現象に過ぎません。なので、当然水分補給すると体重は元に戻ります。

 

 

寒い季節に運動するとより多くのカロリーを消費する?

寒い中、カロリーを消費する要因としてはシバリングを起こしている時のみです。
シバリングとは体温調節のために、全身に筋肉が小刻みに震え熱を産生させる生理現象です。
これは、しっかりと着込んだり体が温まっているときは、発生しないためカロリー消費はそれほど大きくありません。

ただし、カロリー消費のためにシバリングを発生させることは、風邪を引く、あるいは凍傷を負う危険性があるため賢い考えではありません。体を適度な温度に保ち、ゲガの原因を防ぎましょう!

 


レーニング後、より多くのカロリーを燃焼しやすくなる状態はどのくらい続く?

激しいトレーニングの後に通常よりも多くのエネルギーを消費するアフターバーン効果が発生します。これは体が疲労感から回復するために酸素を多く取り込むことで起こります。そして、この効果は最大で24時間続きます。
しかし、この効果により消費されるカロリーの量は過大評価されています。

アフターバーン効果はトレーニングの強度と期間に依存します。コンフォートゾーンから抜け出し、体を限界まで追い込まない限りワークアウトで消費するカロリーの10%以下のカロリーしか消費できません。
そのため、アフターバーンを減量の効果的な方法として頼らないでください。

 

空腹時に運動するとより多くのカロリーを消費する?

これは大きな間違いです。運動中に消費されるカロリー量は、空腹時にトレーニングしたかどうかによっては変わりません。

主な目的が減量の場合、エネルギーをどこから捻出したかよりも消費カロリーの総量が重要になります。ランニングやファットバーンについてや、空腹時のエクササイズに関する他の迷信をチェックしてください。

トレッドミルやエリプティカルマシンに表示される「消費カロリー」は本当に正確?
実はマシンに表示されているカロリーは正確ではありません。実際ほとんどのトレッドミルやその他のカーディオマシンは平均19%のカロリー消費を過大評価しているということがカリフォルニア大学の研究でわかりました。[1]

マシンを使用する際、体重や年齢を入力し、消費カロリーの推定に使用されますが、その人の基礎代謝やフィットネスのレベルを考慮されません。計算はVO2 max(最大酸素摂取量)データに基づいて推定されます。このデータは酸素を体内に取り込む能力を表しておりあらかじめ設定されているため、機械で直接調整または測定することはできません。そのため、これらの数字を元に減量の計画を立てるには注意が必要です。


1km歩くと1km走るのとでは同じ量のカロリーを消費するの?

同じ距離を走ると歩くよりも最大30%多くのカロリーを燃やすことができますが、違いは速度に大きく依存します。

非常に遅いジョグと速いペースでのランの間には顕著な違いがあります。ただし、競歩と極端に遅いジョギングを比較すると、両者で同じカロリー量を消費する可能性があります。ウォーキングとランニングのためのカロリー燃焼計算機でより詳細な説明をチェックしてください。